今年も楽しみな J - watchランキング
COVID-19以外のランキングを紹介してます。
納得のランキングだと思います。
FMT
Treating C. difficile Recurrence with Fecal Transplant vs. Antibiotics
想定よりもFMTベッターな結果でした
XDR-TB
Novel Three-Drug Regimen for Extensively Drug-Resistant Tuberculosis
XDR-TBに対するbedaquiline + pretomanid + linezolidの26週経口レジメ。足し算の時代ですね。支持するエビデンスを待ちたいですが、XDR-TBのさらなる進化がもう怖いです。
ワクチン
Paying the Price for Undervaccination in New York City
ニューヨークの麻疹アウトブレイク対応には、559人のNYC DOHMHスタッフが関与し推定直接費用は840万ドル出会ったと。ワクチンは重要です。もう一度言います。
ワクチンは重要です。
PrEP
On-Demand Preexposure Prophylaxis for Less-Frequent Sexual Intercourse?
sex-driven PrEP is an adequate alternative to daily PrEP
なるほど。こういった引き算は良い研究ですね。
PrEP
Emtricitabine/Tenofovir Alafenamide for Preexposure HIV Prophylaxis
PrEP研究多いっすね。
MSMにおいて、FTC / TAFはFTC / TDFより劣っていませんでした(HIV発生率比、0.47; 95%CI、0.19〜1.15)。FTC / TAFは、FTC / TDFよりも骨塩密度の低下が小さく、腎マーカーへの影響がより良好でした。
Fostemsavir, a New Option for Multidrug-Resistant HIV-1
多剤耐性HIVー1に対してfostemsavirの可能性が示唆された検討
移植
C型肝炎ウイルスのドナーへの4週前からの予防的抗ウイルス薬は、腎臓移植後のレシピエントへの感染を防ぎます。小規模報告ですが重要な検討。
Switch
Early De-escalation to Oral Antibiotics in Staphylococcus aureus Bacteremia
低リスクSAB(医療関連感染、72時間以上続く細菌血症なし、感染症協議し深部感染の証拠なし)患者に早期経口スイッチ(14日以内)の可能性を検討した後ろ向き調査。
かなり興味深く、今後プラクティスが変化しそうな結果。前向き試験などの検証を望みます。
多剤耐性カンジダ
Multidrug-Resistant Candida auris
介護施設に入居している3名から報告があった多剤耐性C.auris
最初はフルコナゾール耐性、次にアムホテリシンB耐性、その後エキノカンジン耐性を発現。
今は超ウルトラレアですが、今後調査拡大することで発見が増えそうかなと。
アンテナを張るべき。
ペニシリンアレルギー
An Approach to Removing Penicillin Allergy Labels
ペニシリンアレルギーとされる患者にアモキシシリン経口チャレンジ
重要薬であるBL投与が難しくなるアレルギーラベルを剥がすチャレンジ賛成です。リスクバランスがまだ難しい印象。慎重ながら進むべき問題