当院の抗菌薬適正使用マニュアル作成中です。
青木先生のレジデントマニュアルやUpToDate など、実践的な参考書やツールが多いので、
我々が作成するのは
我々の施設の抗菌薬適正使用のための
長期的戦略です。
商社の友人に協力してもらい、
「2020年を見据えた戦略」をまとめています。
戦略を議論する過程で、薬剤師インテリジェンス機能認識低さを指摘されました。
企業のインテリジェンス関心は急増していると。
インテリジェンスとは、
東京電気大学 佐々木教授の文章より引用すると
「加工度が進むに従って、データ→インフォメーション→インテリジェンス→ノレッジとなると言う人もいるが、いずれにしてもインテリジェンスはある目的のために加工度を上げた情報のことを言うようである。」
インテリジェンス機能からの狙い
- 外部環境変化の分析を通じた想定力の強化
- 長期的視点から成長ポテンシャル分野発掘
- 他職種とのパイの取り合いをさけ、ブルーオーシャンを目指す
確かに、薬剤師以外の動向に対する知識はほとんどないです。
外部環境の代表である診療報酬も固まってきました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151218-00000081-nnn-soci
外部環境は、個々で変えることは難しい。
ですが、インテリジェンス機能を強化し、外部環境に翻弄されない方向性を考える必要性があるかもしれませんね。
変動する診療報酬に合わせすぎた短期的戦略では、いつか痛い目…涙目…
ただし、外部環境を踏まえて
患者さんの望むものを提供することは、もちろんですが…
スティーブジョブズが言っている、
「顧客が今後、何を望むようになるのか、それを顧客本人より早くつかむのが僕らの仕事なのだ…」も魅力があります。