市中肺炎で入院に至る症例を経験しました。
今回、実習生は、医師とともに議論してもらいました。
まず重症度の判定。
下記を計算すると分かりますが
既往歴が重要です。また、実習生に、既往歴を意識する癖をつけさせる一歩となります。
PSI
CURB-65
A-DROP
次に、原因菌の推定
岩田先生のBig6を中心に
肺炎球菌
肺炎マイコプラズマ
モラクセラ・カタラーシス
クラミドフィラ・ニューモニアエ
レジオネラ・ニューモニアエ
血液培養の必要性
IDSA/ATS ガイドライン2007では、重症例は必要であり、本症例はどうなのかを検討
尿中抗原の確認
肺炎球菌
レジオネラ
治療期間
LVFX 750mg 5days vs 500mg 10days
PMID: 12955634
amoxicillin
PMID: 16763247
薬学生は、薬→疾患→患者の順に
考えてしまう事が多いです。
しかし、現場は、患者→疾患→薬です。
「傍観者になってはいけない」
傍観者にならないために、なるべく初期から、薬剤師の視点で医師とdiscussionが必要ですね。