3児の親さん薬剤師のブログ

とある薬剤師です。感染症治療を考える素材をちょこっと提供。noteもあります https://note.com/twin1980

COVD-19

Baricitinib plus Remdesivir for Hospitalized Adults with Covid-19

NEJMから報告されたACTT2 https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2031994 感想 レムデシビル と バリシチニブ 併用は、 レムデシビル と デキサメタゾン 併用と比べてどうでしょうか?という疑問が浮かびました。 BACKGROUND Severe coronavirus disease 2…

Convalescent plasma in the management of moderate covid-19 in adults in India: open label phase II multicentre randomised controlled trial (PLACID Trial)

BMJから報告された PLACID トライアル インドにおいて、464人の患者を対象としたランダム化比較第2相試験では、死亡率や中等度から重度の疾患進行に対する効果を示すことができませんでした。 症状3日以内のサブグループ解析でも差がつかなかったことは、 血…

Efficacy of Tocilizumab in Patients Hospitalized with Covid-19

NEJMから報告された、IL-6のRCT https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2028836 BACKGROUND The efficacy of interleukin-6 receptor blockade in hospitalized patients with coronavirus disease 2019 (Covid-19) who are not receiving mechanical vent…

Do proton pump inhibitors influence SARS-CoV-2 related outcomes? A meta-analysis

Gutからの報告です gut.bmj.com 気になっていたCOVID-19とPPIのメタアナ Abstract Objective The adverse effects of proton pump inhibitors (PPIs) have been documented for pneumonia; however, there is no consensus regarding whether the use of PPI…

Observational Study of Hydroxychloroquine in Hospitalized Patients with Covid-19 List of authors.

NEJM に報告された、Covid-19の曝露後予防としてのヒドロキシクロロキンの無作為化試験 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2016638?query=featured_home

COVID-19 Management Guidelinesって何があるの?

なかなか治療選択が増えないCOVID-19。 レムデシビル以外はどうなのか? note.com メジャーなものとして、NIHとIDSAがあります。 NIH Coronavirus 2019 (COVID-19) Treatment Guidelines: (5/12) https://covid19treatmentguidelines.nih.gov/ Infectious Di…

小児に対する、COVID-19治療薬は?

UpToDateなどを参考に整理してみる。 UpToDate (2020.4.11) COVID-19 の治療薬として、ヒドロキシクロロキンやレムデシビルなどのいくつかの薬が研究されているが、この適応症で認可されているものはなく、18歳未満の小児に対して認可されていないものはない…

重症COVID-19に対するアプローチ

重症COVID-19に対するアプローチを、UpToDateとIDSAガイドラインから確認する。 Favipiravirがこれらに食い込めるのかどうだろうか? どちらも、ヒドロキシクロロキン、血漿を推奨。 ロピナビル / リトナビル、トシリズマブ はオプション IDSAガイドラインは…

ロピナビル-リトナビルについて

ロピナビル-リトナビル 報告は多いが、RCTで有意差出せず。傾向は示せたが、悩ましい結果になった。 この結果を受けて、多くの施設の使用優先順位は下がった。 注意として、ミダゾラム禁忌である。 粉砕によって吸収率低下(45%程度)するため、液剤を選択す…

ヒドロキシクロロキン/クロロキンについて

ヒドロキシクロロキン/クロロキン 使用経験の報告が増えてきている。 使用しやすいかもしれない。 査読ジャーナルにおけるRCT結果を待ちたい。 ヒドロキシクロロキンまたはクロロキンがCOVID-19の治療に役割を持つかどうかについては、これまでのところ十分…

トシリズマブについて

どうでしょうか。 免疫を下げて良いのか悪いのか? サイトカインストームに対して強力な火消し剤です。 追加の報告が待たれます。 IL-6経路阻害薬 トシリズマブはインターロイキン(IL)-6受容体阻害薬であり、リウマチ性疾患およびサイトカイン放出症候群に…

Convalescent plasmaについて

Convalescent plasma 映画「アウトブレイク」での治療を思い出す。 まだ報告が少ないが期待している重症患者に対する治療法。 はじめに FDAは、重症または生命を脅かすCOVID-19患者に対する回復期血漿の使用に関する治験薬の新薬申請を受け付けている。 これ…

Remdesivirについて

レムデシビル ギリアド社の開発した抗ウイルス薬 副作用は、まだ症例少なく判断できないが現時点においては対応できそうかな。 最初に レムデシビルは新規のヌクレオチドアナログであり、in vitroでSARS-CoV-2 および関連するコロナウイルス(SARSおよびMERS…

COVID-19の波に向けて治療薬オプションを再確認

オプション治療を倫理審査にかけます。 当院は軽症症例が多いのですが、症例拡大が考えられるので事前に倫理審査をかけようと思います。