さまよう薬剤師のブログ

学位を持っても、センスのない、感染制御専門薬剤師のブログ.  I have Ph.D. but less sense ID pharmacist.

心臓カテーテル検査における造影剤腎症

心臓カテーテルカンファレンスに最近参加するようになりました。

 

とても面白く、勉強になります。

 

薬剤師の関わりは模索中です。

 

関われるポイントの一つに造影剤腎症があります。

 

 

http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/2012iodine_contrast.pdf

 

以下、抜粋

  • 利尿薬,特にループ利尿薬の使用は CIN のリスクであり,使用は推奨しない. C-2
  • NSAIDs は CIN 発症のリスクを増加させるため,使用は推奨しない. C-2
  • ヨード造影剤の投与により一過性に腎機能が低下した場合,乳酸アシドーシスを発症するリスクとなる. C-2
  • 腹膜透析患者への造影剤投与は残存腎機能低下のリスクとなる可能性があるが,尿量が十分 保たれていれば,造影剤 100 mL 程度では残存腎機能に影響を与えないという報告もある.
  • 異なる種類の低浸透圧造影剤間での CIN 発症頻度の差については,いまだ明確な結論は得ら れていない.
  • CKD(GFR<60 mL/min/1.73 m2)は CAG による CIN 発症リスクを増加させる可能性が 高く,また腎機能が低下するにつれ CIN の発症リスクは高くなる. A
  • eGFR が 60 mL/min/1.73 m2 未満の患者に CAG を行う際には,CIN に関する適切な説明 を行い,造影前後に補液などの十分な予防策を講ずることを推奨する. A
  • CAG において造影剤使用量の減量は CIN 発症のリスクを減少させるため,造影剤投与量は 必要最小限とすることを推奨する. A
  • CIN のリスクが高い CKD 患者では CIN を予防するため,生理食塩水,重曹輸液などの 等張性輸液製剤を造影検査の前後に経静脈的投与をすることを推奨する. A
  • CIN の予防効果は,低張性輸液 0.45%食塩水よりは等張性輸液である 0.9%食塩水(生理 食塩水)が優れるため,等張性輸液を使用することを推奨する. A
  • 飲水のみで経静脈的な輸液と同等に CIN の発症を抑制できるかについてはエビデンスが不 十分である. C-1
  • 重炭酸ナトリウム(重曹)液投与は CIN 発症のリスクを抑制し,その効果は生理食塩水より も優れる可能性があるが,現時点において重曹輸液の使用が必須との結論には至らない. C-1
  •  明らかなエビデンスはないが,短時間の輸液は長時間の輸液より CIN の発症を増加する可能 性があるため,推奨しない.C-2
  • CIN の発症予防としての NAC 投与は推奨しない. C-2
  • CIN の発症予防としての hANP 投与は推奨しない. C-2
  • CIN の発症予防としてのアスコルビン酸投与は推奨しない. C-2
  • CIN の発症予防としてのスタチン投与は推奨しない. C-2
  • CIN 発症後の AKI そのものの治療を目的としたループ利尿薬投与は,腎機能障害の進行を抑 制しないため推奨しない. D
  • CIN 発症後の過剰な体液量の増加は腎機能障害の進行を抑制せず,死亡率を上昇させる危険 性があるため,輸液量は体液量を慎重に評価したうえで決定する.C-2
  • CIN 発症後の治療としての低用量ドーパミン投与は,腎機能障害の進行を抑制しないため推 奨しない. D
  • CIN 発症後の治療としての hANP 投与は,腎機能障害の進行を抑制しないため推奨しない. D