さまよう薬剤師のブログ

学位を持っても、センスのない、感染制御専門薬剤師のブログ.  I have Ph.D. but less sense ID pharmacist.

第64回感染症学会東日本地方学術学会

札幌遠すぎて参加できず…
今回もAST関連をアブストから確認します。
アブストのみの考察なので、ご了承ください。

232
大学病院
P : 血液培養陽性、薬剤耐性菌の検出、届出抗菌薬長期使用(8日以上)
E : ASTのラウンド 3年
C : ラウンド開始前 期間不明
O : 
AUD  
total 129.5から139.5
キノロン5.8から7.9
第4セフェム 4から7.9
ゾシン 12.5から9.3
カルバペネム不変
De-escalation による症状改善率 83.3% 

比較対象なし。
結果に症状改善あるも、死亡率以外は、やはり抽象的であり、慎重な検討が必要ですね。
全体抗菌薬量増加しています。
pk/pd 的から増量となってしまったと思いますが、カルバペネムとキノロンはデエスカレーション推奨という事で、減少してもいいのではと感じました。
デエスカレーションはどの程度推奨できたか?なども、知りたいですね。

233
市立病院
P : 血液培養陽性患者
E : ASP 介入 2014年4-9月
C : 介入開始 2012年 4-9月
O :  
血液培養 陰性確認 29から51%
緑膿菌のメロペネム感受性  改善 

陰性確認のoutcomeいいですね。
血液培養陽性による心内膜炎や膿瘍系合併症の症例数の変化も確認希望です。
私の考えでは、介入前と比較検討の方がすっきりします。

235
地域病院
P : 届出制薬を使用した患者
E : カルテレビュー
C : 
O : 
AUD 2004-2014
届出率 2006-2014
使用件数、使用日数 2010-2015
主要な病原微生物の感受性性率 2004-2014

アブストからは、詳細な数値不明でした。
各々の調査期間別々なので、解釈が難しいですね。クリニカルoutcomeを希望します。